アジアのメダリストであるアームレスリング選手の筆者が、腕相撲に関する質問に答えます。
今回の質問は「腕相撲で自分より強い人をどうやって倒すの?」です。
答えをお話しします。
はい、もちろんできます。
どうやってするの?
答えは「トップロール」と呼ばれるテクニックを使うことです。
※本記事は英文記事「How do you beat someone stronger than you in arm wrestling? | Asian medalist armwrestler explains about it」を翻訳したものです。
トップロールという技
ここに一枚の写真を載せます。私が、全日本選手権(M1)決勝で勝利したときの写真です。
実を言うと。
私の対戦相手は私よりはるかに力が強かったです。
しかし、私は勝ちました、これには理由があります。
「トップロール」という手法を使いました。このテクニックが完璧であれば、2倍の強さの相手に対してアームレスリングに勝つことができます。
もちろん、アマチュア同士の腕相撲にこのテクニックを使えば、自分の2倍以上の筋力を持つ相手ですら倒すことができます。
どうやってするの?
次のセクションで説明します。
トップロールのやり方
「トップロール」のやり方は?
簡単だ。
一言で言えば、その方法は次のとおりです。
ひじを支点にして、「てこの原理」で相手の指先を吊り上げます。
これが「あの大工道具」と同じだと気づきましたか?
それは「ハンマーの爪」、いわゆる「くぎ抜き・ネイルプーラー」です。
「ネイルプーラー」と同じ動きで相手の指先を吊り上げるのです。
「トップロール」は、相手の指先を吊り上げる「くぎ抜き・ネイルプーラー」と同じ動きで始まるテクニックです。
対戦相手の指先を吊り上げると、対戦相手はもう手や腕に圧力をかけることができなくなります。
後は相手の拳をひっくり返して倒すだけです。
トップロールのコツ
トップロールの姿勢には2つのコツがありますが、それは以下の通りです。
1.肘を肩のラインの内側に置きます。
2.肘の角度を直角にするのが最善です。
なぜなら...
1.ひじが肩のラインの外側にある場合、拳を最後までロールすることができません。
2.「くぎ抜き・ネイルプーラー」をお忘れなく。角度が直角より狭い、または広い場合はクギを上手く引き抜けますか?あなたはそれをすることができないはずです。
さらに詳しい説明
さらなるトップロールの詳細については、次の記事を参照してください。
執筆者情報
上岡岳|Gaku Kamioka
生物学学芸員|Biology Museum Curator
教育学士|Bachelor of Education
フィジカルトレーナー|Physical trainer
一般社団法人JAWA日本アームレスリング連盟常任理事・レフリー委員長|JAWA (Japan Arm Wrestling Association) Executive Director, Head Referee
Mazurenko equipment Japan CEO
EzrealArmwrestlingClub Japan CEO
ONIARM-JAPAN armwrestling equipment CEO